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歯の中に取り残された破折ファイルの除去 - broken file remove –
再根管治療を行っていると
根管内に破折ファイルを認めることがあります。
治療の際に使用するファイルは先端が非常に細く
治療中に折れる事もあります。
破折ファイルが歯の内部に残ったとしても
感染が発生せず、病変が拡大しなければ除去しなくていい場合もありますが
当院では患者さんと話し合い
ほとんどの場合、除去を試みます。

術前の写真で近心頬側MB2に破折ファイルおよそ3mmを認めます。
4.5mm以下の長さでしたら超音波にて除去可能ですから
今回は破折ファイルの除去を試みました。
注意点としては根管が湾曲しているので
内側のパーフォレーションを起こさないよう器具操作の際は細心の注意をはらいます。
まずは根管明示を行いファイルの断面が見えるか確認し
キャリブレーション効果にて破折ファイルを浮き上がらせます。

破折ファイルが噛み込んだ歯質から外れて揺れてきたら
除去の80%が成功です。
最後は洗浄液にて破折アイルを浮き上がらせて、
根管充填をおこないました。

根管充填後のレントゲン写真です。

最後に
新型コロナウイルスの影響で不要不急の受診については控えてらっしゃる方もいらっしゃると思いますが
個人的には
痛みや不快感、歯の不具合で食事に困っている方などは
体力低下や栄養バランスの面からも
必要な治療は行っていかなければなりません。
新型コロナウイルスが流行する前から
歯科は医療従事者側の感染リスクが高いため
厚生労働省の指導のもと
歯科診療時の院内感染対策としての装置・器具の設置などの取り組みを行っており
安心して受診いただける環境で治療を行なっております。
監修者情報
諸隈歯科医院
院長・歯学博士
諸隈 正和
Masakazu Morokuma / DDS PhD
- 略歴
- 日本大学歯学部卒業。同大学大学院歯学研究科修了後、専修医を経て2014年より諸隈歯科医院に勤務。2017年院長就任。再生医療認定医。千葉市稲毛区黒砂にて地域診療に従事。
- 専門分野
- インプラント、補綴治療(被せ物・入れ歯)、咬み合わせ、根管治療、矯正歯科など、機能回復を重視した総合歯科治療。顕微鏡やデジタル印象などの設備体制のもと、再治療を繰り返さない治療を目指す。
- 資格・所属
- 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医/日本口腔インプラント学会 /日本歯内療法学会 ほか。日本再生医療学会 再生医療認定医 2016年取得。
- 診療方針
- 「できる限り歯を残すこと」「しっかり噛める状態を回復すること」「その場しのぎで終わらせないこと」を大切にしています。初診時の説明から治療後のメンテナンスまで一貫して向き合い、長期的に安定する治療計画を重視しています。
- 患者様へのメッセージ
- 本ブログでは、千葉市・西千葉・みどり台周辺で歯科医院をお探しの方を中心に、診療現場で実際に多いご相談内容をもとに、治療の選択肢やそれぞれの利点・注意点を整理しています。専門的な内容も、できるだけわかりやすく、誇張なくお伝えすることを心がけています。「本当にこの治療でよいのか」「他の方法はないのか」と迷われた際は、一人で抱え込まずご相談ください。地域のかかりつけ歯科として、丁寧な説明と納得のうえで治療を選んでいただくことを大切にしています。

