Implant
インプラント

失った歯の最終手段
安心の技術で導くインプラント
インプラントは病気で歯がなくなった時や状態が悪い歯を抜いて歯がなくなった後の最終手段いわば「伝家の宝刀」です。
当院ではやむをえない事情で歯がなくなってしまい、歯の移植や矯正治療によるオプションが困難と判断した場合、インプラントだと提案しております。
当院はインプラントを初めて30年、先代からその技術は引き継がれており患者様には安心安全なインプラント提供しております。
当院のインプラント治療
01オペ室を用意

インプラント治療は外科的な処置を伴うため、通常の歯科治療とは異なる、より衛生的で安全性の高い環境が求められます。当院では専用のオペ室を設け、高度な滅菌設備や手術室でも使用される空気清浄機を導入することで、医療機関と同等の清潔な環境を実現しています。
他の診療ユニットがある場所で手術を行う場合、飛沫感染や空気感染のリスクが懸念されますが、個室型のオペ室であれば、より安心して治療を受けていただけます。
02歯科麻酔医による負担のすくない治療

痛みや歯科治療への不安感が拭えずどうしても足が遠のいてしまうという方には麻酔下での治療をおすすめします。当院では静脈内鎮静麻酔、全身麻酔に対応しており、全身麻酔中は、麻酔科医が患者様の生命機能を常にモニタリングし安心のインプラント治療が行えます。
日帰り全身麻酔手術であれば、意識のない間に手術がおわっていますので患者様の負担軽減しつつ、スムーズに治療を終えることができます。
03さまざまなケースのインプラントに対応

当院では、さまざまなインプラント治療に対応しています。「All on 4」では、少ない本数で全歯を支え、短期間で美しい歯を実現。骨が足りない方には「骨造成手術」を行い、安定した治療を提供。また、「歯肉移植」により、自然で美しい歯ぐきを整えます。患者様の健康と美しさを第一に考えた治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。
インプラント治療について
インプラントとは

インプラントとは、歯を失った箇所の顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、歯の機能を回復する治療法です。埋め込んだインプラント体と骨は結合するため、安定感のある噛み心地を実現します。また、被せ物も天然歯に近く、外から見ても違和感がほとんどありません。
インプラントを埋入するメリット
- 01.天然歯のような審美性
- インプラントは自然な見た目と、自分の歯に近い感触を再現できるため、笑顔や会話に自信を持つことができます。また、口の中で安定しており、動く心配がないため、快適に過ごせます。見た目が自然になることで、自己肯定感の向上にもつながります。
- 02.歯を失う前に近い噛み心地
- インプラント治療は、隣の健康な歯を削らずに済むため、他の歯の健康を維持できます。また、顎の骨にしっかり固定されるため、入れ歯やブリッジよりも噛む力が強く回復し、硬い食べ物も問題なく楽しむことができます。
- 03.高い耐久性と親和性
- 歯を失ったまま放置すると顎の骨が減少することがありますが、インプラントはこれを防ぐ役割を果たします。また、歯並びの維持にも寄与します。適切なケアを行えば、インプラントは非常に長寿命であり、一生使用できる場合もあります。さらに、入れ歯やブリッジと比較して、メインテナンスの手間が少なく済む点も魅力です。
インプラントの構造

構造としてはインプラントはフィクスチャー・アバットメント・上部構造体の3つで構成されています。
フィクスチャー(インプラント体)は顎骨に埋め込むチタン製の基部で、高い安定性を持ちます。アバットメントはインプラント体と上部構造を接続する部分で、機能性を提供します。上部構造は最終的な人工歯で、見た目や咀嚼機能を持ち、自然な口元を実現します。
All on 4(オールオンフォー)

All on 4(オールオンフォー)は、上顎と下顎それぞれに4本のインプラントを埋め込むことで、12本の人工歯を固定できる治療法です。
従来のインプラントは1本の歯に対して1本のインプラントを埋め込む必要があるため、All on 4(オールオンフォー)では少ない本数で治療を行えるのが特徴です。安定性が良く食事や会話において自信を持てるようになります。顎の骨が薄い方、また歯の無い(無歯顎)の方でも受けられる強みです。
- 治療期間
- 半年~1年
- 治療回数
- 約6回
メリット
- 手術回数を少なく、身体への負担を軽減できます
- 歯を失う前のようにしっかり食事ができるようになる
- しっかり噛めることでフレイルやサルコペニア、認知症を予防できる
- 歯がない方や顎の骨が薄い方でも治療が可能です
- 顎の骨にしっかり固定されており、入れ歯のように外れる心配がありません
デメリット
- 保険診療以外の自費診療になります
- 身体の状態によっては手術に適用できないケースもあります
- 保存不可能な歯は抜歯する必要がある
All on 4(オールオンフォー)の症例
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骨造成(GBR法)

骨造成とは、骨を増やすために行う手術の総称です。
インプラントを顎の骨に埋め込む際、十分な骨の高さや厚みが必要ですが、歯周病や加齢によって顎の骨が不足していると、手術でインプラントが骨を突き抜けたり歯肉から露出したりする原因になります。
- 治療期間
- 3~10ヶ月
- 治療回数
- 2~3回
メリット
- 骨量が少ない方でもインプラント治療を受けられる可能性が高まります
- インプラント治療の失敗リスクが軽減され、長期間にわたって安定した状態を保ちやすくなります
デメリット
- 保険診療以外の自費診療になります
- 治療に要する期間が長くなる場合があります
- 腫れや痛みなどのリスクが伴う可能性があります
- 喫煙や全身疾患がある方は、治癒が困難になる場合があります
Point !
骨が薄いからインプラント治療を断られてしまった方へ

前述のように、骨が薄いとインプラント治療を断られることがありますが、骨造成手術により可能性が広がります。顎部分の骨を造成させてインプラントを支える基盤を作り、安定したインプラント手術が実現し、長期的な機能性を確保できるというメリットもあります。
また、骨が薄いけれど、GBRはしたくないという方にも対応できるインプラントをご準備しております。
お口の状態に合わせた適切な治療法をご提案しますので、ぜひご相談ください。
骨造成(GBR法)の流れ
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Flow01
骨の取得
顎の骨が不足しているスペースに患者様ご自身の骨(自家骨)を使用する場合、まず骨を採取します。患者様の顎から骨を取り出し、不足部分に適した形にするため、細かく加工して準備します。
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Flow02
インプラント埋入
顎の骨に穴を開け、そこにインプラントを埋め込みます。骨の高さが足りない場合には、インプラントを埋め込む前に自家骨を補填します。
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Flow03
自家骨や補填材を詰める
骨量が不足している部位には、採取した自家骨を使用します。自家骨だけでは十分でない場合には、補填材を併用して不足分を補います。
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Flow04
メンブレンを被せる
メンブレンは、骨形成を妨げる線維芽細胞の侵入を防ぎ、骨の再生を促進します。骨の充填量が少ない場合は体内で吸収されるメンブレンを使用しますが、多量の充填が必要な場合は、チタン製のチタンメッシュという特殊な膜を使用します。
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Flow05
歯肉と縫合
切開した歯肉を縫合し、骨が再生するのを待ちます。骨の再生にはおよそ半年かかるため、その間、経過を観察しながら治療を進めます。
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Flow06
人工歯(上部構造)を装着
骨が十分に硬化し、インプラントの固定が安定した段階で人工歯を装着します。もしチタンメッシュを使用していた場合は、このタイミングで除去します。
その他の骨を造成する方法
インプラント治療を成功させるには、十分な顎骨の量が必要です。GBR法だけではなく、サイナスリフトやソケットリフトといった手法を組み合わせることで、骨量が不足している場合でも骨を補い、インプラント手術を実現できる可能性が高まります。
サイナスリフト
サイナスリフトは、上顎の骨が十分でない場合に適用される手術です。特に骨の厚みが足りない方や、広範囲に骨の欠損がある方に対して行われます。この治療では、骨を補充することで、インプラント埋入後に人工歯根が上顎洞に侵入するリスクを回避することができます。また、失われた骨を補強することで、インプラントの安定性を高める効果も期待できます。
- 治療期間
- 半年~1年
- 治療回数
- 約6回
メリット
- 骨が薄い方でもインプラント治療が可能になる場合があります
- ソケットリフトに比べて、広範囲の骨造成が行えます
- 骨の厚みが極めて薄い方でも適用可能です
デメリット
- 保険診療以外の自費診療になります
- 広範囲を治療するため外科的負担が大きくなります
- インプラント治療前に実施するため、治療期間が長引く可能性があります
ソケットリフト
ソケットリフトは、骨が足りない際に行う骨造成術の一つで、特に上顎奥歯の部位に適用される治療です。骨の厚みが5mm以上あり、治療範囲が歯1本分程度の小規模な場合に実施されます。この方法では、骨造成とインプラント埋入を同時に進めることが可能であるため、治療期間を短縮しやすい特徴があります。
- 治療期間
- 半年~1年
- 治療回数
- 約6回
メリット
- 骨が薄い方でもインプラント治療が可能になる場合があります
- サイナスリフトと比較して歯周組織への負担が少なく、骨造成にかかる期間が短いです
デメリット
- 保険診療以外の自費診療になります
- インプラント治療前に行うため、治療全体の期間が延びる可能性があります
- 非常に繊細な技術が求められるため、術者の経験が重要になります
歯肉移植

歯肉は家で例えると外壁です。細菌の侵入を歯肉がブロックしてくれます。
健康な歯肉がインプラント周囲にあることでインプラント周囲に汚れがつきにくく細菌感染を起こしにくくします。また、歯肉を増生することでインプラント周囲により多くの血管が張りめぐり、インプラントの感染やインプラント周囲の骨の吸収を抑制することができます。
- 治療期間
- 半年~1年
- 治療回数
- 約6回
メリット
- 歯肉の量を効果的に増やすことができます
- 歯ぐきの厚みや形状を保ちながら、美しいラインを維持できます
- 他の歯肉増殖治療法であるCTGと比較して、技術的負担が少なく行いやすい方法です
デメリット
- 保険診療以外の自費診療になります
- 移植した歯肉と元の歯肉の色に違いが出る場合があります
- 色の差が目立つ際には、再度、歯肉移植が求められることもあります
インプラント治療の治療詳細
治療期間・回数
- 治療期間
- 2週間~1ヶ月
- 治療回数
- 1回
治療前の注意点
- 保険診療以外の自費診療になります
- 外科手術が必要になるため、患者様に体力的な負担がかかることがあります
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
- 術後も定期的なメインテナンスをする必要があります
インプラントの治療費
基本治療費
治療計画相談(コンサルティング) | 90分 15,000円〜※30分 5,000円 |
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再診料(主に経過観察時に行う検査等) | 4,400円 |
骨造成費用
ソケットプリザベーション 自家骨やATB、bio-oss等の造骨材料を使用(1歯分) |
165,000円 ※材料費込 |
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ソケットリフト(1歯分) | 63,800円 ※材料費込 |
サイナスリフト | 605,000円 ※材料費込 |
テンポラリークラウン(1歯分) | 33,000円 |
笑気 | 19,800円 |
CT撮影診断 片顎/上下顎 | 26,400円 / 29,700円 |
画像処理・診断料 | 59,400円 (H28~) |
ロケーター(インプラント) | 165,000円 |
ボーンアンカードブリッジ | 一口腔 4,400,000円 |
ソケットプリザベーション 自家骨やATB、bio-oss等の造骨材料を使用(1歯分) |
165,000円 ※材料費込 |
キャンセル費用
自由診療開始後の無断キャンセル | 11,000円/30分 |
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よりインプラントについて知る
インプラント治療にご興味をお持ちいただきありがとうございます。
当院では、インプラントがどのように機能し、患者様にどのようなメリットをもたらすのか詳しく解説したブログを公開しています。治療の流れや効果、実際の患者様の症例など、さまざまな情報をお届けしています。今後の治療選択に役立てていただける内容ですので、ぜひこちらからブログをご覧ください。