歯周病治療

歯周病とは

歯周病は静かに進行する病気

歯周病の初期段階は、痛みや明確な症状がほとんどないため気づきにくいのが特徴です。進行が比較的ゆっくりで、初期の段階では自覚がないことが多く、その結果、治療が遅れてしまうことがあります。
重症化すると治療も困難になるため、自覚症状がない段階でも定期的な歯科検診を受けることが大切です。

歯周病の進行

1. 01

   軽度歯周炎

   

   歯ぐきに炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。

   軽度歯周炎の治療法

   治療の効果を高めるために、家庭で正しいブラッシングができるよう指導を行います。また、歯ブラシだけでは取り除けない歯石を、スケーリングやルートプレーニング（SRP）によって丁寧に除去します。

   歯周基本治療

2. 02

   中等度歯周炎

   

   炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。

   中等度歯周炎の治療法

   引き続き歯科医院での専門的な歯周病治療を行い、正しいブラッシング方法について指導します。この段階では、骨の破壊が進み、歯周ポケット（歯と歯ぐきの間の溝）に多くの歯垢や歯石が溜まるため、専用の器具を使って徹底的に取り除きます。軽度歯周炎に比べて治療に必要な時間や回数が増えることが特徴です。

   歯周基本治療

3. 03

   重度歯周炎

   

   顎の骨が半分以上溶けています。
   歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯ぐきからは膿が出て口臭も増します。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。

   重度歯周炎の治療法

   骨の破壊がさらに進み、歯周ポケットが深くなるため、そこに溜まった歯垢や歯石を専用の器具で丁寧に取り除きます。しかし、歯周ポケットの深さにより、完全に除去するのが難しい場合もあります。軽度や中等度の歯周炎に比べ、治療にはより多くの時間と回数が必要となります。

   歯周基本治療 歯周外科治療

治療費（健康保険適用外の場合）