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感染根管治療と破折ファイル除去
体調が悪い時に歯に違和感を感じたり、浮いた感じがしたり、疼く感じがあったり、噛むと痛かったり。
これらは歯の内部の感染が原因の根尖性歯周炎の典型的な症状の一つの可能性があります。
この患者さんも時々歯が疼くということで診察してみると
レントゲンで根尖に小さいながらも透過像を認め、打診痛を認めました。

早速、根管治療に取り掛かります。
被せ物の除去。

レジンコアとメタルピンを歯を傷めないように除去。

内部は黒く汚染されていました。。

一部には虫歯も認め、虫歯を除去すると穴が空いています。

染め出し液でさらに虫歯を除去していきます。

内部のガッタパーチャポイントを除去していくと破折ファイルを見つけました。
これも感染を助長する原因の一つとなるため除去していきます。
破折ファイルの長さは約2mmです。

アクセスホールをしっかり形成し、破折ファイルが見えるように環境を整え
超音波のキャビテーション効果を与えると数分で除去できました。
浮いてきた破折ファイルの断端が見えます。

最後は洗浄し、MTAにて根管充填。
従来のガッタパーチャでは出来なかったオーバー根充ができるので、MTAを密に詰めていくことだけに集中します。

術後のCT画像でも処置はうまくいきました。

今後はファイバーコアを立て補綴へ移行し、歯を作っていく予定です。
監修者情報
諸隈歯科医院
院長・歯学博士
諸隈 正和
Masakazu Morokuma / DDS PhD
- 略歴
- 日本大学歯学部卒業。同大学大学院歯学研究科修了後、専修医を経て2014年より諸隈歯科医院に勤務。2017年院長就任。再生医療認定医。千葉市稲毛区黒砂にて地域診療に従事。
- 専門分野
- インプラント、補綴治療(被せ物・入れ歯)、咬み合わせ、根管治療、矯正歯科など、機能回復を重視した総合歯科治療。顕微鏡やデジタル印象などの設備体制のもと、再治療を繰り返さない治療を目指す。
- 資格・所属
- 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医/日本口腔インプラント学会 /日本歯内療法学会 ほか。日本再生医療学会 再生医療認定医 2016年取得。
- 診療方針
- 「できる限り歯を残すこと」「しっかり噛める状態を回復すること」「その場しのぎで終わらせないこと」を大切にしています。初診時の説明から治療後のメンテナンスまで一貫して向き合い、長期的に安定する治療計画を重視しています。
- 患者様へのメッセージ
- 本ブログでは、千葉市・西千葉・みどり台周辺で歯科医院をお探しの方を中心に、診療現場で実際に多いご相談内容をもとに、治療の選択肢やそれぞれの利点・注意点を整理しています。専門的な内容も、できるだけわかりやすく、誇張なくお伝えすることを心がけています。「本当にこの治療でよいのか」「他の方法はないのか」と迷われた際は、一人で抱え込まずご相談ください。地域のかかりつけ歯科として、丁寧な説明と納得のうえで治療を選んでいただくことを大切にしています。
