Blog

コンポジットレジン

歯も神経も残した治療。

虫歯になった際の歯の治療の選択肢は多岐にわたります。

諸隈歯科院では、歯質の量が多く残っている場合、CRを勧める場合があります。

また、歯の神経が残っており、炎症が歯の一部までしか波及していない場合は、断髄と呼ばれる歯の神経の温存療法を併用して行うことがあります。

 

今回は噛み合わせが原因で、歯にヒビが入りそこから虫歯になってしまったケースです。

歯髄診断を行なったところ、可逆性歯髄炎と診断し、虫歯除去と断髄、CR修復を1日で行ないました。

 

まずは治療後の写真です。

患者さんの御理解と協力のもと、非常に綺麗に修復処置を行うことができました。

 

治療の過程です。

上顎第二小臼歯にう蝕を認めます。

う蝕除去を行っていくと予想した通り歯髄が露出してきました。(赤い線のような部位です。)

感染歯質と安全域を考慮して冠部歯髄を2mm程度除去していきます。

10分冠圧迫止血にて止血を施したのち、MTAセメントにて直接覆髄を行います。

最後は歯質を極力温存した状態でCR修復しました。

細かな研磨は後日行いました。