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矯正歯科

矯正治療による咬合改善と舌房の改善

矯正治療による咬合改善と舌房(舌を置くスペース)の改善を行いました。

 

歯並びが悪いことによる弊害は

見た目や噛み合わせだけでなく

舌房の改善によって呼吸機能改善も挙げられます。

 

舌房が狭いと睡眠時に舌根沈下による軌道の狭窄が起き

閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスク因子となることがあります。

矯正治療はそういった症状改善にも有効とされています。

 

本症例では初診時から咬合誘導にも問題を認めていましたが

初期は奥歯だけの治療を希望され

既存の歯列の改善を伴わない治療でした。

その後、経過観察をしていましたが外傷性咬合のため歯根破折を起こし抜歯→インプラント治療となったため

併せて矯正治療を行い歯列不正・外傷性咬合・舌房の改善に取り組むこととしました。

インプラント治療と矯正治療併用のメリットは

インプラントを強固な固定源とした矯正治療を行えることです。

矯正治療単独では*アンカレッジロスと呼ばれる固定源の喪失に伴う歯の移動によって噛み合わせが変化しますが

本症例のように噛み合わせについては保存的に部分的に治療を行いたいときは

インプラントを用いた強固な固定源によって移動させた歯だけを動かして治療を進めることができます。

 

*アンカレッジロス

固定の喪失。固定が無くなるという意味です。

矯正治療で歯を抜歯した場合、抜歯したスペースを閉じる必要があり

引っ張り合いをする前後の歯のどちらかに固定力が無い場合

目的としていない歯が抜歯したスペースに向かって動いてしまいます。

したがってアンカレッジロスを起こしてしまうと

歯が目的に合わせて移動しないことになってしまいます。

 

 

 

このような治療方法を限局的矯正歯科治療(Limited Orthodontic Treatment)と言います。

本症例は喪失した歯をインプラントによって回復させつつ下顎のアーチを整え噛み合わせの改善を行うことができました。

治療内容

インプラント 1本 右下

部分矯正 インプラントアンカー併用 右下

根管治療  セラミッククラウン 2本 左下

治療期間 1年6ヶ月

治療費 1,621,500円

 

 

 

監修者情報

諸隈歯科医院
院長・歯学博士

諸隈 正和 Masakazu Morokuma / DDS PhD
略歴
日本大学歯学部卒業。同大学大学院歯学研究科修了後、専修医を経て2014年より諸隈歯科医院に勤務。2017年院長就任。再生医療認定医。千葉市稲毛区黒砂にて地域診療に従事。
専門分野
インプラント、補綴治療(被せ物・入れ歯)、咬み合わせ、根管治療、矯正歯科など、機能回復を重視した総合歯科治療。顕微鏡やデジタル印象などの設備体制のもと、再治療を繰り返さない治療を目指す。
資格・所属
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医/日本口腔インプラント学会 /日本歯内療法学会 ほか。日本再生医療学会 再生医療認定医 2016年取得。
診療方針
「できる限り歯を残すこと」「しっかり噛める状態を回復すること」「その場しのぎで終わらせないこと」を大切にしています。初診時の説明から治療後のメンテナンスまで一貫して向き合い、長期的に安定する治療計画を重視しています。
患者様へのメッセージ
本ブログでは、千葉市・西千葉・みどり台周辺で歯科医院をお探しの方を中心に、診療現場で実際に多いご相談内容をもとに、治療の選択肢やそれぞれの利点・注意点を整理しています。専門的な内容も、できるだけわかりやすく、誇張なくお伝えすることを心がけています。「本当にこの治療でよいのか」「他の方法はないのか」と迷われた際は、一人で抱え込まずご相談ください。地域のかかりつけ歯科として、丁寧な説明と納得のうえで治療を選んでいただくことを大切にしています。