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予防歯科

歯科疾患と敗血症

レミエール症候群を知っていますか。

 

レミエール症候群とは嫌気性菌による敗血症であり

その中の症状の1つとして咽頭痛後に敗血症を起こした場合

抗生物質が普及した今も致死率は10%と高い確率を示しています。

 

また、そのレミエール症候群は、口腔常在菌の「フゾバクテリウム・ネクロフォラム菌」であることが明らかになっています。

 

さらにフゾバクテリウム属関連の報告において

2010年、35際の出産を5日後に控えたアジア人女性の体内で胎児が死亡した事例があります。(PMID 20093874)

 

病理解剖を行なったところ、羊水・胎盤・臍帯・胎児の肺と胃から「フゾバクテリウム・ヌクレアタム菌」が大量に検出され

胎児は劇症肺炎で死亡していました。

 

妊婦は妊娠中に妊娠中のホルモンバランスの崩壊で歯周病を発症していました。

フゾバクテリウム・ヌクレアタム菌のDNA検査は母親と一致したことから

感染経路は歯周組織の毛細血管を介したことが世界で初めて報告されました。

 

口腔感染症を単に歯科単独のことと捉えずに、お口と全身の健康がリンクしていることを知っていただけると幸いです。

監修者情報

諸隈歯科医院
院長・歯学博士

諸隈 正和 Masakazu Morokuma / DDS PhD
略歴
日本大学歯学部卒業。同大学大学院歯学研究科修了後、専修医を経て2014年より諸隈歯科医院に勤務。2017年院長就任。再生医療認定医。千葉市稲毛区黒砂にて地域診療に従事。
専門分野
インプラント、補綴治療(被せ物・入れ歯)、咬み合わせ、根管治療、矯正歯科など、機能回復を重視した総合歯科治療。顕微鏡やデジタル印象などの設備体制のもと、再治療を繰り返さない治療を目指す。
資格・所属
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医/日本口腔インプラント学会 /日本歯内療法学会 ほか。日本再生医療学会 再生医療認定医 2016年取得。
診療方針
「できる限り歯を残すこと」「しっかり噛める状態を回復すること」「その場しのぎで終わらせないこと」を大切にしています。初診時の説明から治療後のメンテナンスまで一貫して向き合い、長期的に安定する治療計画を重視しています。
患者様へのメッセージ
本ブログでは、千葉市・西千葉・みどり台周辺で歯科医院をお探しの方を中心に、診療現場で実際に多いご相談内容をもとに、治療の選択肢やそれぞれの利点・注意点を整理しています。専門的な内容も、できるだけわかりやすく、誇張なくお伝えすることを心がけています。「本当にこの治療でよいのか」「他の方法はないのか」と迷われた際は、一人で抱え込まずご相談ください。地域のかかりつけ歯科として、丁寧な説明と納得のうえで治療を選んでいただくことを大切にしています。