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歯の再治療が可能な回数を知っていますか?
それは、歯そのものの物理的量が決まっていることから 4回から5回です。
最初は歯と歯の間の小さな虫歯から始まり、再治療の回数が進むに連れて、金属が徐々に大きなモノに置き換わっていき、最後はペラペラの薄い歯になるか、そうなる前に噛む力で折れて抜歯がだいたいの流れです。
そのあとは、無くなった歯をインプラントや義歯で補って行くしかありません。
また、どんなに精密な治療を行なったとしても、人工物をお口の中で一生問題なく機能させるのは至難の技だと思います。
そのため、治療後の手入れは最重要項目だととらえています。
よって、当院では治療の前に必ず院長の私から直接、歯ブラシ指導を行うようにしています。
結果的に、正しい口腔ケアの知識を身につけることは、再治療のリスクを最小限に抑えてくれるでしょう。
噛むという行為は、歯が20本あればなんとかなるといわれています。
そのため統計的には40歳までは歯ブラシが上手くても下手でも、なんとかやっていける様ですが、歯ブラシが上手く出来なかった人は、40歳から50歳のたった10年間で最大で20本ほどの歯を失う可能性があります。
毎日の歯のケアを甘く見て、状態がひどくなってから元に戻そうとすると大変な労力を我々も患者さんも求められます。
一方で、定期的に歯科医院にメインテナンスで通っているから大丈夫と安心するのも危険です。
平均的な通院期間は3ヶ月に1回といいますが、結局年間では、たった4回。。。
361日は、患者さん自身に口腔ケアをしてもらわなければなりません。
治療も大切ですが治療後の手入れはもっと大切なんです。
当院では、お口の機能を維持するのに治療2割、予防処置8割とお伝えさせて頂いてます。
このブログを読んだ方には、ぜひ毎日の歯ブラシを見直していただけると幸いです。
全ては患者さんの笑顔のために。