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お口のトラブル、原因は全身疾患になるかもしれません。
またその逆も然りです。
高齢化の進む日本において健康は国民が注目するトピックのひとつでです。
そんな中、科学雑誌のニュートンで(2019年9月号)口腔の健康と全身の健康について特集が組まれていました。
その中でも注目すべきだったのは
一定期間、山の中で先住民食(ナッツ・はちみつ・肉等)を食した集団の口腔の健康が
先住民食を食す前と比べて改善されていたこと。
山の中には歯磨き粉も歯ブラシもないのに
なぜか山から降りてきた後の口腔内の状態は改善していたのです。
これは
『食生活と身体の退化』でも似たような記載があります。
写真から分かるように
近代食が人類の口腔健康を著しく損ねていることが60年以上の追跡調査で報告されています。
コンゴの西武ナイル部族(伝統的なアフリカ料理を食していた)
近代文明がもたらした食事を摂取したアフリカ人 (主に輸入食品に依存している。)
つまり歯科と最も関わりのある虫歯は産業革命以降に世界中で爆発的に増加してきたことになります。
そして食生活から始まる口腔のトラブルは虫歯に留まらず糖尿病・感染性心内膜炎・金属アレルギー・貧血・精神障害など
様々な疾患と関連が指摘されています。
歯科治療は口腔の健康と取り戻すことを目的としていますが
まずは健康を損ねないように普段の食事から気をつける必要がります。
そこのため、今後当院では食事指導も含め他指導を導入していく予定です。