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前歯が大きな虫歯になってしまった患者さんです。
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歯の神経を一部残せると判断しMTAセメントにて部分断髄を行い歯髄を温存することが出来ました。
MTAセメントは生体用に開発されたコンクリートと同様の材料で、水分で硬化します。
MTAは生体親和性が高くよい材料なんですが、その一方で血液成分と反応することで黒く変色してしまう審美的な問題を抱えています。
そこで審美的問題を解決するために、MTAセメントで歯髄を温存した歯に対して、ハーフベニアという歯の削る量を抑えたセラミックを装着しました。
色調の採取を行い最終補綴物を装着しました。
術直後は乾燥で明度や彩度が若干左右で異なる場合がありますが、一週間程度で色は馴染んでくると思います。