部分的な治療を繰り返しているうちに口腔内全体のバランスが徐々に失われ

いつの間にか崩壊直前まで悪化している、といった問題に悩まれていらっしゃる患者さんを

当院ではゼロから再構築し、噛み合わせから見た目まで徹底した治療に取り組んでいます。

 

治療前

奥歯を部分的に失い歯並びもアンバランスな状態で、上手く噛むことも難しい状況でした。

 

JMTシステムを応用し、顎関節と噛み合わせのアンバランスさを客観的に分析し

一致するように整えていきました

全顎治療においてこの咬合の管理が最も大切なポイントと考えています。

 

 

 

ある程度、仮歯でおちついた状況まで、歯周治療・根管治療・骨造成手術・インプラント・歯肉移植など

修復処置を形成外科手術の分野まで応用し行なっていきました。

歯科技工は北海道の歯の工房さん（歯科技工士：須山さん）にお願いをしております。

 

仮歯は口腔内スキャナーで取り込みを行い、写真から色調の再現を行っていきました。

 

最終的な正面観です。術前と比較して審美性も大きく改善され

患者さんも非常に満足していただくことができました。

 

歯肉の赤みが左右で若干異なります。

これはプラークの染め出しを行った直後で

染色液が歯肉に浸透した部分は強く赤みを認めます。

 

健康的な歯肉を獲得でき、歯にもセラミックはほとんどプラークの沈着を認めず

とても衛生的で審美性の高い環境を獲得することができました。

治療期間は２年半ほどかかりました。