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セラミックにするメリットは、「見た目の改善(歯を白くしたい等)」以外にも
衛生面の改善です。
被せ物や詰め物には材料として以下の3種類が挙げられます。
金属(銀歯・金歯)
セラミック(ジルコニア類・ガラス類)
プラスチック
汚れのつきにくさや、被せ物の内部が虫歯になる二次う蝕のリスクは
セラミックが一番低いと感じています。
またセラミックの生体親和性の高さは、特徴的です。
被せ物と歯のつなぎ目はどうしても汚れが溜まり易く
歯周病や虫歯のリスクが高くなる傾向にありますが
セラミックにすることで生体親和性の高さから汚れが付きにくくなります。
さらに歯肉の炎症も抑えられるため
健康的で衛生的な歯肉を保つことが可能となり、歯周病予防にもつながります。
治療前(加齢による歯肉退縮を露出した歯根に二次う蝕を認めます。)
治療後:健康的な歯肉の状態に改善することが出来ました。
(歯の状態が芳しくなかった為、根管治療とう蝕除去、仮歯とここまで2ヶ月ほどかかっています。)
治療前
治療後
一番奥歯の歯肉周辺はこれまで金属を被せていた影響で
金属イオンにより黒く変色してしまっていますが
これを改善する事は困難です。
今回は審美領域の治療ではありませんでしたので歯肉の変色に対する処置は行いませんでしたが
これ以上歯肉を変色させないために、セラミックは非常に有効な材料と言えます。