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歯の治療は主に歯周病治療と根管治療と補綴治療の三つに分かれています。
建築に例えると
歯周病治療=地盤整備
根管治療=柱の修復・補強
補綴治療=外壁や屋根
です。
こちらのレントゲン、根管治療が必要な歯ですが
デンタルと言われる簡易的な写真では病巣が在るか無いかさえわかりません。
しかしCTを取ると赤く示した部位に炎症による骨の溶解(吸収)を認めます
通常のレントゲンでは病態を把握できる可能性は50%。。。
50%は見落としている可能性があります。
また、病態を把握できたとしても、3次元的な写真を取らないとその歯のどの部位を治療していいかわかりません。
ちなみのCTで3次元で撮影すると90%以上検出可能と実感しています。
一方で病態を見過ごして、根管治療が適切に行われなければ、
再治療のリスクは2.7倍!!
何が言いたいかというと、虫歯の治療をしてセラミックや銀歯を被せたとしても、土台がしっかりしていなければ、意味がないということです。
歯周病(地盤)の治療や根管治療(柱)の的確な診査診断と治療を行わずに被せ物をしても再治療までは時間の問題です。
そのため当院では、歯を残す為に
何を被せるかよりも、
歯が長持ちするにはどうしたらいいか、
様々在る治療のオプション提示とメリットデメリットを
説明させていただいております。
全ては患者さんの笑顔のために!