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長年体内に置かれた破折ファイルの除去が
根尖病巣の原因となりこの度治療が必要となりました。
この方、自分が大学病院勤務時代から診ている患者さんで、
初診時から破折ファイルを認めていたのですが根尖に透過像や症状を認めなかったため
ずっと経過観察となっていました。
前歯の再治療が必要となり、合わせて破折ファイル除去を行うこととなりました。
おそらくリーマーだと思われますが
長さ2.0mm弱で半分が混戦から飛び出しています。
ガッタパーチャポイントを超音波にて顕微鏡下で除去していくと
破折ファイルを認めます。
ストレートな根管なので除去までは30分程度で終えることができました。
根管内を十分に洗浄し、根管充填を行いました。
今後の治療は、土台を立ててセラミックを予定しています。
ちなみに自分の中での考えでは破折ファイルは、感染や炎症を認めなければ絶対除去しなければならないものではありません。
ただ、治療用の器具が体内にあることは気持ち良くないので
発見した場合は除去する様に努めています。